チェルシー戦雑感と採点

0−1。ホーム連勝記録途切れる。

お主も流石よのうジョゼ、と思わざるを得ない見事な作戦勝ちだったと思います。チェルシーは。やる前は平気で16世紀くらいのサッカーしてくるかと思いましたけど。

まず足下が怪しいDF陣にプレスを掛けまくってビルドアップを阻害。セインツ戦もそうでしたけど、うちはDFラインからショートパスで組み立てたがる割にGKとDFにその能力が無いので、プレス掛けられると慌ててボール下げる⇒ハートのGKが敵に⇒サイドハーフ戻ると言う流れで攻撃時間も削られるという悪循環が目立ちます。

更にデカいマティッチと人造人間ラミレス、マッチョなダヴィド・ルイスでヤヤとシルバのスペースを封鎖し、あえてデミケリスに持たせることで中盤でのボール回しも停滞。ナスリ、ジーニョの不在はでかい。

そしてボールを改修したらシティのSBが上がったスペースに長めに蹴って、アザールとウィリアンでゴリゴリ押し込む。アザールはバカバカしいくらいにキレてますね。

クンやジーニョ、ナスリが復帰したら解決される部分もありますが、DFラインが組み立てられない、中盤でボール奪えないというのは根深い課題だけに、どうしますかね。後者はそれこそクンの守備意識が劇的に上がるとか以外解決の方向性が見いだせないんですけど。





■ハート:6
イヴァノヴィッチのやつはあれ、止められなかったですかね。無理かな。特にミスなく、それなりの出来。ただしプレッシャー受けてハートまでボールが戻ってくることが多かった中で、違いを作ることはできず。突然出来るようになるわけもないんですけど。

コラロフ:6
ウィリアンに狙われてナスタ共々押し込まれる一方、攻め上がれば危険なクロスをビシバシ。通常営業なので、及第点でいいと思います。

ナスタシッチ:4
過剰にビビりで組み立てられない、タッパの割に空中戦に弱い(というか体をぶつけられるとすぐバランスを崩すのでヘディングできても十中八九ボール失う)という弱点をジョゼが見逃すはずが無く。重症だなあ。サヴィッチにダブって見えてきました。

■コンパニ:6
大炎上するナスタの子守りをしつつ、サバレタコラロフのスペース埋めに大忙し。やっぱりスペースのあるところでの1vs1は怖いので、本来は行動範囲広いタイプが相方だといいんでしょうけどもね。

サバレタ:5.5
アザールは止められなかったものの、あれはしゃーない。キレキレ過ぎて触れる気すらしなかったし。安定の攻め上がりを見せてましたけど、クロスがゴールライン割ったり、すこしお疲れかも。

■デミケリス:5.5
ジーニョとガルシア離脱、ミルナーロドウェルが病み上がりということで、ヤヤ様の相方としてポニーテールおじさん中盤で登場。序盤は何本か良いタックルでボールを奪ってましたが、徐々にスピード不足が露呈。あとボール持った時にパスもミドルもないということで、チェルシーには放置されてました。ジーニョの偉大さを浮き彫りに。頑張ってたんだけどね。

ヤヤ・トゥレ:5.5
何本かチャンスを迎えるも決め切れず。まあもともとシュートが上手いとは思わないですけど、決めてほしかった。さすがに1人でマティッチ、ルイス、ラミレスを相手にするのはきつかったっぽい。それでも存在感は示していましたが・・・

■シルバ:6
同じように隙間でボールを受けられるのがいなかったのでマークが集中するわ、ジーニョ不在でパスがでないわで、ルイスとマティッチががちがちに固めた中央で大苦戦。シュートが入らんのはまあ、他のプレーがすごいので許せなくもないですが。バルサ戦も似たような感じになりそう。

■ナバス:7
今シーズンは「困ったらナバスで縦」でとりあえずCKは取れるので、どんだけ上手くいってなくても希望が持てます。バイエルンすら切り裂いただけあって、アスピリクエタなら余裕で対応。ただクロスの先にはケイヒル

ネグレド:5
得点関係はまだ許すとして、ポゼッション失い過ぎでしょう。シルバ、ヤヤが苦戦してるとこに引いてきて受けるのは良いんですけど、失ったら何にもなりまへんがな。とはいえ病み上がりなのであまり多くも求められず。

■ジェコ:5.5
エリア内ではそれなりの脅威にはなっていましたが、ケイヒルとテリーの前に沈黙。ただ下がってきてのヨベティッチとのパス交換とかは、進歩してる感がちょっとありました。まあ今週末になったらまたもとのジェコに戻ってる可能性も多々ありますが。

ヨベティッチ:6
守備を固めた相手を1vs1で抜けるというのは貴重な存在。コンディション良さそうなので、来週あたり先発あるかも。