妖怪若手ウォッチ

若手。それは甘美な響きである。



若手主体のチームと聞くと、なんとなく溌剌としたヤングガンズがロートルどもを走力で圧倒している絵が浮かぶ。
何より無限の可能性が広がっている気がする。10代にしてこれだけの能力を見せているのだから、試合に起用し続ければ5年後、10年後には飛躍的な成長を遂げているのではないか。5年後にはトップチームのスタメンの大半を自前育成の若いスターが占めているのではないか。そんな期待を抱かせる。



あるいは一種のドリームチーム感。とくに世代別代表にはそういう良さがある。名古屋の本田、ガンバの家長、千葉の水野。そしてFC東京の最高傑作、梶山。なんだかものすごいものが生まれそうな気がする。
別に最高傑作だろうがどうだろうが、「○○ユースの最高傑作」って言ってみたくならないだろうか。



そういうわけで、かつては私も若手選手の成長に心躍らせる1人の純粋な少年だったわけである。シティで言えば、1986〜1989年辺りの世代だろう。1986年生まれには天才ゲームメーカーのアイルランドと、快足オヌオハ、それにGKシュマイケル。1987年にはサイズとスピードを兼ね備えたイシュメイル・ミラー。1988年には「ジェラード2世」と呼ばれたジョンソンと、18歳で代表にデビューしたリチャーズ、点が取れるウィングのエトゥフ。あとエヴァンズ。そして1989年にはスロヴァキアの俊映ヴァイスと、無く子も黙るスタリッジである。ちょうどシティが(突然)資金力を持ち始めた頃だったので、2007年辺りの私は浮かれに浮かれていた。彼らがこのまま成長していけば、まさしく「ジダネス&パボネス」が図らずもシティで実現してしまうのではないかと。




だが人はいつか気づくのである。意外と若手って伸びないと。



伸びないというのが言いすぎなら、こだわるのが合理的でないと言っても良い。レスコットが、バリーが、デ・ヨングが、ベラミーが、来るたびに私は思ったものである。「なぜ!?もう少し我慢して若手を使ってみても良いじゃないか!?」と。が、実際来てみると、往々にして実力の差は明らかなのだよな。
私は相当にマイケル・ジョンソンのことが好きだったが、悲しいかな何年こねくり回しても、彼がダビド・シルバはおろか、ナスリやフェルナンジーニョの域に達することはむずかしかったろう。100%無理とは言いたくないが。


若手を育てることの効能として、「主力に成長すれば£20mから£30mの節約になる」と言うが、育てる期間というのは言わば勝点を若手の出場機会に換えているわけであるから、その分の失った収益機会も込みで考える必要がある。
それでも様々な理由で若手は育てていかねばならないのだから、現場の苦労は如何ほどかと思われる。そうでもなけりゃ、若手起用してればいいもんね。基本的にファンは喜ぶし。



そもそも、育成年代のコンペティションというのは基本的にトップの2部よりレベルが低い。2部にいるのはそうした育成年代を勝ち残ってきた選手と外国人なのだから当然である。
だから、育成年代で多少パフォーマンスが良かったとしても、それがプレミア、とくにシティのような優勝を争う水準で戦力になる保証にはならないのだ。






かくして私はシニカルにというか、過大な期待を抱かないようになったわけだが、それはそれとして、一周回ってやっぱり若手をコレクションするのは楽しいのも事実である。
自前の子供が試合に出ると言うのは、やっぱり無条件に嬉しいものだ。
ということで前置きが長かったが、今回はシティの育成年代、あるいはレンタルに出ている若手のうち、有望そうなやつを何人か見てみることとしたい。
ちなみに各選手の欄の最後についてる四角は、関連する動画や記事など。シティは定期的に若手選手の15分くらいの特番をYoutubeで作ってくれるので、本人が自分の名前を発音するところなど、割と貴重なシーンが楽しめる。


ちなみにシティの若手関連ニュースを知りたいときに参考になるのが、以下のリンク。


InEsteemedKompany
http://inesteemedkompany.blogspot.jp/


@MancityYouth
https://twitter.com/MancityYouth


InEsteemedKompany(以下IEK)は、現地のスティーヴン某が熱心にU18やEDS(U21)世代の情報を発信してくれるブログである。評価は相当甘めな気がするが、それはまあご愛敬か。
@ManCityYouthは日本語で育成年代の情報を発信してくれるありがたいアカウント。レンタル先の試合結果も熱心に追ってくれており、シーズン前には選手名鑑もつぶやいてくれる。フォローしていると、大体のことはわかる。





GK


■アンガス・ガン Angus Gunn イングランドU21代表 1996.1.22

父ブライアンはノリッジ黄金期の正GKで、UEFAカップバイエルンを下す大番狂わせの際も出場していたサラブレッド。私も歴史としてしか知らんが。
息子のアンガスも19歳にしてU21代表に飛び級召集されており、評価は高い模様。ちなみに身長は196cmもある。IEKも「ハートっぽいけどハートより足下は上じゃけえ」とのこと。ほんとか。


今シーズンはU21で正GKのようだが、気になるのは今後の出場機会だろう。ハートはちょうど競争相手が1歳上のシュマイケルだったこともあり、20歳の頃からスタメンを張っていたが、当のハート相手にガンが同じことをやるのは相当難しい。正直、今年で29歳のハートがあと2,3年は少なくともトップレベルでやれるであろうことを考えると、超長期的なローンに出せないものかと思う。いや、ハートと競争させても良いが、相当難しかろう。
ハートがレギュラー、控えに(一応は)実力者のベテラン、カバジェロで、3番手はほとんど選手としては上がっちゃったライト、というのはなかなか理想的な面子なのだ。なのでこの先の人事異動は難しいところ。GKの場合、第2で置いといてもほとんど意味無いしね。
http://www.dailymail.co.uk/sport/football/article-2201542/Manchester-City-youngster-Angus-Gunn-measure.html




CB


■トーシン・アダラバイヨ Tosin Adarabioyo イングランドU19代表 1997.9.24


「Adarabioyo」で「アダラバイヨ」。へえー。やっぱり英語が一番読みを類推するの大変だよ。(シティに限らず、最近のビッグクラブは専用YouTubeチャンネルで検索すればすぐに実況付きの動画が出てくるので、わりと読み方が判明しやすいのではあるが)

今期は相次ぐ怪我人の影響で、CLユーベ戦にてベンチ入り。昨年秋の日本代表U-19戦にも召集された。
下の動画では攻め上がって点を決めているが、足下には自信がありそうで、リオ・ファーディナンドみたいになったりしないかと期待している。リオも、あれはあれでイメージより相当組み立ては下手だったが。
とは言えまだ18歳で写真を見てもガリガリなので、戦力化は相当先になると思われる。あと、写真を見る限り思いっきりパター型で蹴っているので、多分、組み立ては今のところ下手。
https://www.youtube.com/watch?v=BIyUfdrr6DU



■キャメロン・ハンフリーズ Cameron Humphreys 元イングランドU17代表 1998.8.22


今夏のプレシーズンマッチレアル・マドリー相手に駆り出され、ぼこぼこにされるというレッスンを受けた17歳。地元マンチェスター出身で、14歳のときにU17代表に呼ばれたらしい。とはいえWikipediaを見ると最近の年代別代表には呼ばれていないみたいだが。
関係無いが、ハンフリーズというとハートリプールでキャプテンをやっていたリッチー・ハンフリーズを思い出すね。まだ現役なんだ、リッチー。

昨年のFAユースカップ決勝ではアダラバイヨとともにCBを務めており、8月のプロ契約の前にはまんゆ、エヴァートンニューカッスルからオファーもあったとのことで、評価は高そうだ。ま、まだ海のものとも山のものとも、という感じではあるが。
http://www.mirror.co.uk/sport/football/news/who-cameron-humphreys-man-citys-6129287
http://www.dailymail.co.uk/sport/football/article-3176625/Manchester-City-starlet-Cameron-Humphreys-attracting-attention-rivals-United.html



■マティアス・ボサールツ Matthias Bossaerts ベルギー 1996.7.10


やけに日本語の情報がたくさん出てくるイケメンの19歳。本職はCBだが、2014年夏のプレシーズンマッチでは右サイドバックとして1stチームの試合に駆り出され、そこそこ無難なプレーを見せていた。
ぶっちゃけ選手としては最近試合にも出ていないようで、今後シティでの未来があるかは相当怪しいところだが、彼の真価はそこではない。
我らがThe Sunによればこのどセクシーな女がまんゆのフェライニをフってボサールツと付き合い始めたとのことで、トップチームより先に今シーズン最初のダービー勝利を飾ったとか、飾らないとか。とりあえず歴史には名を残した。

http://www.mirror.co.uk/sport/football/news/playboy-model-gaelle-garcia-diaz-6608663
https://www.youtube.com/watch?v=G_fIQXELDt8





SB


■パブロ・マフェオ Pablo Maffeo 元スペインU16代表 1997.7.12


エスパニョールから引き抜いてきた右サイドバック。身長が172cmしかないが、去年の育成チームではCBを担当していたらしい。もう、IEKのスティーヴン氏激賞。こんなに守備が良いサイドバックは観たことが無い、とか言っちゃうほど。守備専門なわけではなく、攻め上がってもボール持っても良し、とか。
今シーズンは夏のツアーに帯同するも怪我で出番なし、トップチームでベンチ入りするも出番なし、とやや不運だったが、ちょうど1月13日にジローナ(シティが提携しているスペイン2部)へのローンが決定した。
まあ、トップチームがサバレタとサニャというリーグ屈指のおっさん2人なので出場機会を得るのは難しいところだが、年食ってるのも事実なのでチャンスは掴んでほしいところである。ちなみにサバレタには懐いているようで、「父親みたい」とのこと。
http://www.manchestereveningnews.co.uk/sport/football/football-news/man-city-watch-pablo-maffeo-9750672



■アンヘリーニョ José Ángel Esmorís Tasende “Angeliño” 元スペインU17代表 1997.1.4


英語圏ではアンジェリーノ。生まれはガリシアで、シティに来る前はデポルティボにいた左サイドバック。育ち過ぎたティーンアイドルというか、『Little Brittain』のキャラクターみたいだが、少し前までEDSチームの監督だったヴィエラが「一緒に働いた中で最高の若手選手だ。人間性も、選手としての能力も大好きだよ」と言っちゃうほどの逸材だそうだよ。まあ、ヴィエラが育成の仕事したのは2年半くらいだが。とはいえあのヴィエラがこう言うくらいなのだから、人間的にも出来たやつなのであろう。
今シーズンはNY支店ことニューヨーク・シティFCに出向。出だしは良かったのだが、チーム自体の整備不良も相まって、竜頭蛇尾に終わってしまったようである。デビュー戦の動画を見る限り、相手が緩いとはいえ楔のパス、ライン際のボールタッチ、加速力など相当に力がある選手みたいなので、本当にペップが来たら好かれそうな気がする。
http://www.hitc.com/en-gb/2015/06/24/patrick-vieira-labels-angelino-the-best-youngster-he-worked-with/
https://www.youtube.com/watch?v=OT07xWXE9aE





CMF



■ジョージ・エヴァンズ George Evans 元イングランドU20代表 1994.12.13


地元生まれの地元育ち、6歳からシティにいる生え抜き中の生え抜きで、今シーズントップデビューした際は地元紙Manchester Evening Newsが「シティ初、全ての年代チームを経験した生え抜き選手!!」と特集記事を出していた。数日後に「いや〜ごめんごめん、クリス・チャントラーがいたよね?覚えてる?俺は覚えてるよ〜」みたいなことを白々しくツイートしていたが。お前、完全に後で思いだしたやろ。
キャリックに似た長身のアンカーで、中盤の底でパスを捌いているタイプだそうだ。とは言えレンタル先では56試合で6得点、トップチームでも親善試合でとんでもないミドルを決めており、このポジションの選手としては得点力もある。
すでに21歳ということもあり、前述のようにレンタル経験豊富だが、いずれも3部以下なのがちょっと厳しい。今シーズン末には契約が切れるため、このままウォルソールに居残ることになるかもしれない。レギュラーで出てるし。少々切ないけどね。


(追記)と思ったら、レディングへの移籍が決定してしまった。切ないが、21歳で3部以下の経験しか無し、という状況ではやはり難しかったか。とは言え、2部かつ最近はプレミアにも1年昇格していたレディングというのは、それなりの評価を得ている証拠だ。出来れば成長して戻ってきて欲しいところ。

http://www.manchestereveningnews.co.uk/sport/football/football-news/man-city-transfer-news-george-10671141



■キアン・ブライアン Kean Bryan イングランドU20代表 1996.11.1


こちらも地元っ子、11歳からシティに在籍するMFで、U21チームではキャプテンも務める。名前のつづりを見るに「キーン」と読むのだと思っていたが、シティ公式チャンネルの特集動画(その名も『ライフ・オブ・ブライアン』。Always look on the bright side of lifeってか)ではコーチが思いっきり「キアン」と発音していたので、キアンと呼ぶことにする。まあ、この辺はもう訛りの問題かもしれない。

クラブの公式サイトではBox-to-BoxタイプのCMFと紹介されているが、CBやアンカーを担当する試合が多いようである。先の動画では本人が「LBもいけるよ」と言うように、左利き。IEKのマッチレポを読む限りでは、強いて挙げればデルフが一番近い選手なのだと思われる。今の1stチームでは。まだ19歳なので、あと2年は猶予があるか。
http://www.manchestereveningnews.co.uk/sport/football/football-news/man-city-one-to-watch-true-blue-9485554
https://youtu.be/fTEh9MbfRwU



■オリヴィエ・ヌチャム Olivier Ntcham フランスU20代表 1996.2.9


アフリカ系の選手、特にセネガル人やセネガル系フランス人には昔から付きまとう問題なのだが、Nで始まる名前はとにかく日本語表記が揺れる。エンなのか、ンなのか、ヌなのか。
最近では八塚アナが「ンチャン」と呼んでいたとの情報を目にしたが、フランス人はあれ発音しないそうなのね。「チャム」。サンリオのキャラクターか何かか。英語圏では「ヌチャム」だったり「チャム」だったりしているので、ひとまずヌチャムと呼んでおこう。


まあいい。パワーとスピード、キープ力を備えたMFで、攻撃面で気が効くエシエンという風情。背筋のせいで首が無い。
今シーズンはなんとローン先のジェノアでレギュラー格に定着。早くも4-4-2にガーディアンが「新しいポグバ」と雑な褒め方を始め、ジェノアのプレツィオージ会長も「フットボール界に四半世紀身を置くワシが観た中でも最高の19歳じゃ」と言いだした。
一方で観た人がいずれも「未成熟」と称す通り、まだトゥレやフェルナンジーニョの後継として使うには早い模様。あと1年半、ジェノアで頑張って頂きたい。顔は俺の知り合いの弁護士の先生に似ている。
http://www.theguardian.com/football/blog/2015/sep/23/manchester-city-olivier-ntcham-loan-genoa-serie-a
https://www.youtube.com/watch?v=bSX445n04wE




■セコ・フォファナ Seko Fofana 元フランスU19代表 1995.5.7  


もろにヤヤ・トゥレを若返らせたような、デカくて強くて速いMF。昨シーズン貸し出されたフラムでもファンから「エナジーとコミットメントは素晴らしい。才能はあると思う」とコメントされていたが、一方で「とにかく雑」という評価が絶えない。ファーストタッチはあっちゃこっちゃ行くわ、ドリブルは頻繁に流れるわ、シュートは空へ飛んでいくわといった具合。昨シーズンのフラムが残留争い中で厳しい環境だったのも確かだが、まだまだ使えるレベルにはないようだ。

今シーズンはバスティアにレンタルされ、レギュラーを確保。シティのトップチームに食い込めるかは難しいところだが、選手として成長はしているようである。
http://www.typicalcity.org/2015/01/20/loan-report-seko-fofana/




■マヌ・ガルシア Manuel “Manu” García Alonso 元スペインU16代表 1998.1.2


ようやく18歳になったばかりだが、すでにトップチームでも1得点。スペイン人というだけで頼りになる気がするのは期待し過ぎだろうか。
オビエド出身なので、アストゥリアス人。さすれば、きっと両足が使えてチームのために必死に走れる選手であることは間違いないと思われる。
細かいボールタッチとキープのうまさはシルバに良く似ているが、もう少し後ろ重心というか、3センターのCMFやってそうな感じ。プレシーズンでは少ないタッチで捌きつつ、タイミング良くゴール前に入ってくる姿が目立った。
技術的には相当通用する水準にあるので、あとは肉体面か。さすがに守備で身体を寄せてボール取れないし、ゴール前に入ってきてもシュートがきちっと打てないのが惜しいところ。
とはいえ、なんだかんだ今の育成年代組から生き残る選手がいるとすれば彼な気もする。
https://www.youtube.com/watch?v=mgEAf6mJcso

アストゥリアス人について
http://c60.blog.shinobi.jp/Entry/452/








AMF



■ベルサント・ツェリーナ Bersant Celina コソボ代表/ノルウェーU21代表 1996.9.9


先日のノリッジ戦でトップデビューを果たしたAMF。シティが提携しているストレムスゴッツェ(ノルウェー)にいたところを引き抜いた。しかし、コソボは人口比でのタレント排出力高すぎやしないか。
昨年はU18リーグで14試合9得点、UEFAユースリーグで7試合4得点と活躍。すでにコソボ代表では得点も決めている。(まあコソボは親善試合しかできないのだが)。
さほどスピードがあるようには見えないが、細かいボールタッチと決定力が魅力らしい。あとFKもバシバシ決めている。ジャストにインプレッションだが、なんかカップ戦くらいだったらスタメンで出してもそこそこやりそうな気がするので、これはちょっと育ててほしいぞ。

最近はミドルズブラセルティックへのレンタル話が出ているが、前者はカランカ大明神がチェルシーのバンフォードを育て、後者は昨年デナイエルが世話になった実績がある。よりどりみどりと言えよう。



下の動画はコソボ代表での得点。アルバニア語(と思われる)で名前を読まれる場面もあるので貴重な動画であろう。でもイングランドだと「セリーナ」か「チェリーナ」になっちゃうんでしょうね。多分。
https://youtu.be/F9-WXysNT1A
http://inesteemedkompany.blogspot.jp/2016/01/eds-watch-bersant-celina-1st-team-debut.html
http://www.scotsman.com/sport/football/teams/celtic/all-you-need-to-know-about-celtic-target-bersant-celina-1-3999520




■スィナン・ビティーチ Sinan Bytyqi オーストリアU21代表 1995.1.15


彼もまたコソボ人、しかもツェリーナと同じ街の出身だが、育ちはオーストリア。AMFの割にはデカくて異様に手が長い。ツェリーナよりはウィング寄りで、スピードもあるらしい。FKもそこそこ上手。
昨シーズンはオランダのカンブールに貸し出していたのだが、可哀想なことに膝を壊して全治6カ月。最近ようやく復帰した。
もう21歳で、契約は2017年夏まで。チームに残れるか、過酷な1年半になりそうだ。ちなみに、ビティーチというのはアルバニア人には割とポピュラーな姓らしい。

https://www.youtube.com/watch?v=Tv_FdHafeDU






■ブランドン・バーカー Brandon Barker イングランドU20代表 1996.10.4


紛うこと無きMade in Manchesterの左ウイング。切れ込んでの右足、縦に抜けての左足、両方強力かつ正確なショットが撃て、ユース年代では点を取りまくっていた。
ドリブルが基本的にスラロームなのと、フェイントかけるとバランスが崩れがちなのが懸念材料ではある。この手のタイプって、トップに上がると急に通用しなくなりがちなのよね。

2部で残留を争うロザラムではデビュー戦でいきなりスーパーゴール、MOTMに輝いたが、その後はなぜか全く使われずにシティに帰還。貴重な地元育ちだけに、モノになってほしいところだが。


見た目は若手UKロックバンドのボーカル感が漂う。
https://www.youtube.com/watch?v=wFd0FhFQ9AY
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