Jリーグをろくすっぽ見ていない男がやるロシアW杯展望 #2 SB編

その2。サイドバック編。こことセカンドトップは良い選手がいっぱいおるわ。

■RB
内田、酒井宏樹の2人が抜きんでているポジション。ザック政権下では森脇、駒野、徳永、西も呼ばれたが、年齢を考えてもブラジル後もこの2人が中心となるでしょう。そういやこないだ、ジェイミー・キャラガーが「サイドバックなんてのは出来損ないのウィングか、出来損ないのセンターバックだべ」と言ってて笑いました。

内田篤人シャルケ
パワー不足とクロスがいまいちという弱点はありつつも、ポジショニング、切り替えの速さでカバー。守備も対地戦ならネイマールでもリベリでも対応可能。4年後も30歳なので、引き続き酒井ゴリラとポジションを争いそう。

酒井宏樹ハノーファー
ゴリラの末裔。日本人サイドバックとしては規格外の高さ、強さを持ち、ハマった時は右サイドを支配できる。クロスも勿論◎。ドイツでもだんだんアジャストしてきたようなので、少なくとも代表選出は確実かなと。守備でふわっとするところは要改善。ふわっとした表現だ。

森脇良太(浦和)
良く走る。そしてうるさい。守備も攻撃もそれなり、と言えば聞こえは良いが、良く上がる割にはボールタッチもドリブルもクロスも飛び出しもいま一つなんだよなあ。ビルドアップに関与する姿勢はさすがミシャ仕込みだが。ちょっと厳しい。

西大伍(鹿島)
すまん、良く知らん。年齢的にはロシアのときには31。運動量で売ってるタイプだそうなので、うーん。

小林祐三横浜FM
CB崩れタイプとしては一番良さそう。身体の強さ、タックルも良いし、守備のミスも少ない印象。マリノスでは中盤と上手くポジションをローテーションしながら組立に絡んでいる。年齢的には次33なので難しいところもあるが、タイプ的に希少なのでチャンスは無くもないのでは。

米倉恒貴(千葉)
千葉、右サイド、イケメンということで故・水野さん(死んでない)を思い出させる成長株。あんま見たことないが、するするっとゴール前に顔を出してチャンスに絡むのが上手そうな感じ。空中戦も強そうだったが、攻め限定かも知れんなあ。元々攻撃的MFらしいので、守備は控えめに言っても怖い。

高橋峻希(浦和)
千葉にレンタル中の元代表候補。予備登録だけど。攻めでボールを持った時が一番の魅力で、スキルセットとしてはF東京の石川に似ている、と「みどりのろうごく」のアトさんに教えてもらいました。でも千葉で見た試合は左サイドでひたすらバランスとってた。中盤のサイド、センターやウィングもできるとのことだが、このまま埋没しそうな気も。



■LB
長友王国は今後も続きそうな気配。ただ次回W杯では長友も32なので、代わりが出てきてほしいところ。高徳・・・なのか・・・?

長友佑都インテル
イタリアだとどっちかと言えば「守備が課題」と言われている。何だかんだ常軌を逸した運動量がベースの選手なので、さすがにロシアの頃には全盛期を過ぎていそう。そこでもう一段階キャラ変なりして成長したら、それこそ世界トップのサイドバックだなあ。頑張ってください。

酒井高徳シュトゥットガルト
ぐいぐい上がるスピードと運動量でザックジャパンでは長友の控え1番手。身体も強い。ただ上がる割にはボールタッチやクロスがいまいちなのと、守備がへろへろなのが惜しい。そこら辺が改善されると長友とポジションを争えるのではなかろうか。

太田宏介FC東京
CBもできるということで、1vs1に強く、クロスも正確、とのこと。見た試合ではそんなにクロスが上手いようには見えなかったが。あと本田以外には貴重な左のプレースキッカー

槙野智章(浦和)
広島産おバカサイドバック2号。浦和では左サイドからアホみたいにオーバーラップしてきてエリア内まで侵入する右利きの左センターバック、という死ぬほど汎用性が低そうな役割を担っている。元センターバックだけに高さ含めた守備は悪くないっちゃ悪くないが、期待するほどでも。というか上がりすぎで守備のスキルがどうこうとかよくわからん自体になっている。ビルドアップも、絡むけど上手いかと言われると。ユース年代では技術的にも身体的にも抜けたセンターバックだったけど、使い方が難しいなあ。

橋本和(柏)
ザックジャパンに呼ばれたが怪我で辞退した不運な人。高さとスピードがあって、パワーで左サイドを縦に攻め上がるという日本には珍しいタイプ。センターバックサイドハーフにも対応するとのことで、柏が3-4-3するときはウィングバックをしていた。堅実な選手に見えたけど、代表で見たいかと聞かれると・・・

丸橋祐介C大阪
ジニアス柿谷とチャラい仲間たちの1人。実はアジアカップの予備登録メンバー。左利きで正確なクロスを上げられるのが強み。セレッソらしく、チャラいドリブルからチャラいパス回しに参加できるのも今の代表の戦い方を考えると長所か。守備ではドリブル対応が微妙な感じなのと、タッパの割には空中戦もいまいちかな。代表入りに期待。

登里享平(川崎)
ねーかなぁ。風間大僧正の下で修業に励む信者2号。もともとウィングなので、スピードを保ったままドリブルで攻め上がり、引き付けて捌き、また前に、という形でボールを持ったときに展開を動かすのが上手い。守備はどうも・・・という感じだが最近見てないので改善してるかも。

山中亮輔(柏)
スピードと馬力があってドリブルも上手く、敵陣で仕掛けられる選手。ただ俺が見た試合だとクロスが全部明後日の方向に飛んでいた。まだ若いのでまずは柏でポジションを奪うことが先決だが、可能性は感じる。